第25回国臨協北海道支部学会を終えて
第25回国臨協北海道支部学会を下記の日程およびプログラムで開催いたしました。開催日時
日時 : 2019年9月14日(土) 13:20~
場所 : 北海道がんセンター 4F 大講堂
総会
議長の佐藤技師長
学会に先立ち、令和元年度国臨協北海道支部総会が開かれました。
議長に帯広病院 佐藤技師長、書記に若月理事と福澤理事を選出した後、各担当者から昨年度の事業報告、会計報告、会計監査報告が行われ、
本年度の事業計画案、会計案が提示されました。その後山崎役員推薦委員長より役員改選についての議案があり、星支部長と今井常任理事、対馬常任理事、鈴木常任理事が退任され、新たに 北海道医療センターの早乙女技師長(副支部長)が支部長、旭川医療センターの松林副技師長が副支部長、北海道がんセンターの佐澤技師、北海道医療センターの田村技師が常任理事として着任されることとなりました。 提出された議題は代議員によりすべて承認されました。
プログラム
総合司会 国臨協北海道支部 事務局長 村中 美幸
開会の辞
13:20~13:25
国臨協北海道支部 支部長 早乙女 和幸
支部事業報告
13:25~14:35
司会 松林 聡 (国臨協北海道支部 副支部長)
1.第52回日本医師会精度管理調査結果解析
国臨協北海道支部 学術理事 飯田 岳陽
2.平成30年度北海道東北支部精度管理報告
国臨協東北支部 支部長 濱 敏則 氏
東北支部の濱支部長
挨拶する早乙女支部長
着任されたばかりの早乙女支部長の開会の挨拶の後、昨年度の支部事業報告がありました。最初に飯田理事から医師会精度管理解析報告、続いて昨年度の合同精度管理を担当した東北支部から濱支部長にお越しいただき、報告していただきました。
学術研究サポートプログラムによる発表
14:05~15:50
座長 大久保 亜希子 (国立病院機構 北海道医療センター)
橋本 大輝 (国立病院機構 旭川医療センター)
橋本 大輝 (国立病院機構 旭川医療センター)
1.「当院における地域別結核菌の薬剤感受性状況」
国立病院機構 北海道医療センター 田村 優実
施設指導者 今井 直木
細菌部門担当ルーチンアドバイザー 石田 憲英
施設指導者 今井 直木
細菌部門担当ルーチンアドバイザー 石田 憲英
2.「超音波検査上悪性を疑ったductal adenomaの一例」
国立病院機構 函館病院 安田 純
施設指導者 中野 裕章
(併:生理部門ルーチンアドバイザー)
施設指導者 中野 裕章
(併:生理部門ルーチンアドバイザー)
3.「免疫組織染色における希釈済み抗体に関する検討」
国立病院機構 函館病院 赤川 まい
施設指導者 東 学
(併:病理部門ルーチンアドバイザー)
施設指導者 東 学
(併:病理部門ルーチンアドバイザー)
4.「正中神経における利き手と非利き手の潜時の比較検討」
国立病院機構 旭川医療センター 斉藤 志保
施設指導者 大谷 亮二
生理部門担当ルーチンアドバイザー 加藤 菜穂
施設指導者 大谷 亮二
生理部門担当ルーチンアドバイザー 加藤 菜穂
5.「当院におけるUF-5000を利用した目視判定の基準について」
国立病院機構 旭川医療センター 原田 拓実
施設指導者 山崎 恭詩
一般部門ルーチンアドバイザー 星 直樹
施設指導者 山崎 恭詩
一般部門ルーチンアドバイザー 星 直樹
毎年恒例となった新人育成を目的とした入社2年目の職員が対象の「学術研究サポートプログラムによる発表」が行われました。今年は、北海道医療センター 田村技師、函館病院 安田技師、赤川技師、旭川医療センター 斉藤技師、原田技師の5名による研究発表がありました。
初めての発表で緊張感が漂う中、予期せぬ質問にどのように答えてくか、見ている方もハラハラドキドキの発表会となり、 演者のみなさんにとって貴重な経験になったのではないでしょうか。これを機に様々な学会発表にチャレンジしていただきたいと思います。
会員、座長、ルーチンアドバイザー、施設指導者の皆様方に深く感謝申し上げます。
田村技師
安田技師
赤川技師
斉藤技師
原田技師
特別講演
16:00~17:10
司会 星 直樹(国立病院機構 函館病院 技師長)
『安全な採血 =神経損傷予防の知識と血管迷走神経反射= 』
東京医科大学分子病理学分野
株式会社ビー・エム・エル顧問 山崎 家春 先生
株式会社ビー・エム・エル顧問 山崎 家春 先生
講師の山崎先生
今年の特別講演は「安全な採血=神経損傷予防の知識と血管迷走神経反射=」と題し、株式会社ビー・エム・エル顧問の山崎 家春先生によるお話でした。前半はシリンジ、翼状針採血の特徴、穿刺時の入射角や止血方法、採血管の種類、抗凝固剤に合わせた転倒混和や採取手順について説明していただきました。
後半は神経損傷や血管迷走神経反射についての内容で、解剖学的なことから患者対応まで多岐にわたってお話をしていただきました。
新人技師はもちろん普段採血業務を行っている技師も大変勉強になる内容で、わかりやすい講演をしていただきました。山崎先生、どうもありがとうございました。
以上、当日の学会の様子をダイジェスト版としてお伝えしました。
今学会も盛りだくさんの内容でしたが、皆様のご協力のおかげで予定通りに終了しました。ありがとうございました。この後、場所を移して学術交流会が行われ、さらに活発な意見交換がなされました。
総会・学会・学術交流会に参加された皆様、お疲れ様でした。今後は、ウィンターセミナー2020の開催を予定しておりますので、是非ご参加ください。なお、昨年度の北海道東北支部精度管理の解答と解説については北海道支部会員限定で以下のリンクからご覧になることができます。(IDとパスワードは各施設の施設理事にお問い合わせください)
閉会の辞
17:10~17:15
国臨協北海道支部 副支部長 松林 聡